月別: 2017年10月

誰もいないはずのベッドからナースコールが・・・

介護職を10年しております。
介護職に夜勤はつきものです。ある夜に起きた怖い話をしたいと思います。

私の勤める施設は昔は病院で、結核患者を隔離していたそうです。
その頃を知る職員は誰もいませんでしたが、ある日当時を知る利用者様からこんな話を聞かされました。
「結核病院になる前、ここは墓地だった。こんな気味の悪い場所にはいたくない。早く帰りたい。」

その方は昔、看護師をしていました。嘘か本当かこの病院で働いていたと言うのです。認知症でもありません。
あまり気持ちのいい話ではないな、と思いつつも毎日の仕事の忙しさからその事はすっかり忘れてしまい、他の職員に話をする事もありませんでした。

ある晩の夜勤帯の事。私は深夜勤のため深夜0時に出勤しました。
引き継ぎを聞くと、今夜は皆落ち着いていて静かな夜だよとの事。確かにいつも引き継ぎの最中もナースコールの嵐なのに、全く鳴らずとても静かなのです。
ラッキー!今日は少し楽できるかな!と心踊りました。

引き継ぎが終わり準夜勤の職員は帰り、私1人になりました。利用者の数は20数人。この人数を朝8時まで1人でみます。
夜勤の業務は決まった時間に見回り、オムツ交換、体位変換、ナースコール対応、記録です。
朝になると皆を起こし食堂に誘導して朝食を提供します。そこまで終わると日勤者が出勤してくるのでホッとします。

今晩は静かに過ごせそうだから記録がはかどるなーと思い、普段はゆっくり飲めないコーヒーでも淹れようかなとポットを再沸騰させた時でした。

ピンポーンピンポーン

あ、ナースコールだ。どこの部屋かな?と受話器の方へ向かいました。
そこには部屋と利用者名が掲示されていて、ナースコールが来た部屋のランプが点灯します。

ところが、ランプの点灯している部屋の所に名前がありません。
え?この部屋は誰もいないはず・・・

ピンポーンピンポーン

コールは鳴り続けます。私は急にあの時の話を思い出しました。
ここは元々は墓地だった。

怖い怖すぎる!とパニックになりながらも受話器を取り、「どうされましたか?」と聞きました、が返事はありません。

怖い、怖い、怖い、けど見に行かなくちゃ・・・
私はビビりながらも懐中電灯を持ち部屋へ向かいました。

ドアを開けそこにいたのは・・・

ベッドの布団が盛り上がっています。隣の部屋の利用者が寝ていました。
声をかけてみるも認知症もあるため返事はありません。

この方は重度のマヒがあり、自分では手足を全く動かせないんですよ。車イスに乗るのも食事も介助です。

職員が間違えて隣の部屋に寝せてしまったようです。全く人騒がせな。その後は本当に静かな夜でそのまま夜勤を終えました。
なーんだ、と笑い話にしたい所ですが。今これを書いてる最中に気が付いたのですが。

重度のマヒがあり、手足を動かせないはず。ナースコールを自分で押せるはずがありません・・・
一体誰が???

職場にも人間関係にも大きな不満はありませんが、転職しようかと真剣に悩んでいます・・・
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